体験談 | ・1 | ・2 | ・3 | ・4 | ・5 |
・スリートル枕 ・足枕 ・多目的枕 |
タオル枕、バスタオル枕はストレートネックを助長するどんな枕も合わず枕難民となった人は、タオルやバスタオルを代用したり、全く枕を使用しないようですが、何れの方法も快眠とは程遠い危険な選択であることを覚悟しなければなりません。実はタオル、バスタオルを折り畳んだり、グルグル巻いた枕は、かまぼこ型枕と同じ危険性があります。 タオル枕、バスタオル枕は、折り畳んだ時のタオルの厚さが枕の高さになり、どんな寝姿勢の時でも後頭部から首筋まで同一の高さとなります。 しかし、人間の頭部と頸部(首)は平らではなく凹凸がある為、タオル枕やバスタオル枕では隙間ができてしまいます。 隙間ができることで体圧は分散されず、更に頸部(首)の湾曲が崩れて直線的になる力(ストレートネックの姿勢)が働く為、特に首が強く圧迫されることになります。 ストレートネックになる力が働く理由は、一般的に人間の後頭部は首の位置より後方へ出ているからです。 後頭部が首より出ているにも拘らず、全ての位置が同じ高さのタオル・バスタオルを使用した場合、後頭部から背中までの直線上に首筋を置くことになり、首筋の湾曲は押し潰されるように顎を引いた状態、つまりストレートネックになろうとする力が働く訳です。 高さの低い枕を使用したり、枕を使用しないで仰臥位になった場合、外観は自然な姿勢であるかのように見えますが、実際は首筋のアーチに負荷が掛かっている事実を理解し難いのも致し方が無いことなのかもしれません。 この時の負荷を分散するには、どんな寝姿勢の時でも正確に頭部、頸部の形を作ることができる枕を使用しなければなりません。 又、どうしてもタオル・バスタオル枕を使う場合は、変幻自在に、且つ自動で動くタオル・バスタオルであれば負荷を解消できますが、現存しません。 枕もタオル・バスタオルも使わない場合は、ベッド、敷布団等に後頭部の入る穴を開けなければなりません。 但し、その穴は頭部、頸部を模ったものでなければならず、且つ、寝姿勢が変化した時も自在に対応できることが条件となることは言う迄もありません。 タオル、バスタオルの使用は首筋のアーチを押し潰し、ストレートネックになる為の姿勢を助長しているに過ぎないことを踏まえなければ、首の痛み、首こり、肩こり、頭痛から免れることはできません。 タオル枕、バスタオル枕でストレートネックが矯正できるとする説があり、インターネット上にもその方法が紹介されていますが、根拠も効果も無い許りか逆に促進させてしまうことになりかねません。 |