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枕が硬く感じるのは、素材が原因ではない

一般的に、そば殻枕、パイプ枕、ヒノキ枕等は硬く感じ、ウレタン枕、羽根枕、ポリエステル枕等は軟らかく感じると考えられています。
しかし、そば殻枕等が硬く感じるのは素材自体の硬さだけでなく、他にも原因があります。

そば殻枕等は構造に何の工夫も無いため、頭の動きとともに中材が偏ってしまいます。
しかも、主に首の当たる部分が偏るため首をしっかりと支えることができなくなり、猫背のような姿勢になります。
素材自体の硬さに、首を折り曲げるような力が加わり、更に点で支える状態となるため一層硬く感じます。

スリートル枕にもパイプ(ポリエチレンパイプ)を使用していますが、従来の枕とは異なった構造 (中材が偏らず、優しくしっかり支える構造)を持つため、パイプのゴツゴツした硬さを感じさせない独特の使用感を味わうことができます。

低反発枕、羽根枕、ポリエステル枕のようにソフトな感触の素材を使用した枕でも、素材の圧縮だけを利用してフィットさせるタイプの枕の場合、素材の元に戻ろうとする力が働くため頸部(首)が圧迫されます。
素材が劣化して元に戻らない状態になった場合も、素材が偏った時と同じように頸部を支えることができなくなります。

素材の元に戻る力=素材の偏り=反発、圧迫
素材自体の硬さより、素材が偏った時の反発力(圧迫)の方が硬く感じます。