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本当にフィットする枕は存在感がない

スリートル枕について、次のようなお問い合せがありました。

私は頚椎が悪く、整形外科に通院中です。
医師から、フィットするタイプの枕は使わないように注意されています。
スリートル枕は、フィットするタイプの枕だと書いてあるので心配なのですが・・・。

従来の枕の中で、「フィットする」と言う表現をしている枕は多く、代表的な枕は低反発枕です。
独特の質感は、どんな寝姿勢にも、又、どんな人にもピッタリと合うように錯覚しかちです。

しかし、表向きの優しさとは裏腹に、とんでもない事態が待ち構えています。
一見、フィットしているように思えるこの素材は、単に圧縮されているだけなので、素材が元に戻ろうとする力が働きます。
この時に生じる力こそが反発となり、頸部(首)を強力に圧迫します。

その結果、首の痛み、頭痛、肩こり、不眠症、寝違え等の原因となりますが、この事実を把握している業者がいないのか、分かっていても商売に結び付けようとする悪徳業者なのか、広告だけが先行しています。

本当のフィット感とは、使用する人の頭と首の形通りに窪むことができる枕を使用した時のみに味わうことができます。
(枕からそっと頭を外した時に、枕に頭と首の形が残ります。又、枕を使用しているのか使用していないのか分からないくらい首への圧迫が無く、枕の存在感もありません。)

実際にはフィットしていないのに、「フィットする」と言う表現をする業者のいい加減な広告が、整形外科医にフィットする枕は、頚椎を圧迫する危険な枕であるという間違った認識を与えてしまったのだと思います。